難聴|京都市伏見区の耳鼻咽喉科、淀ひまわりクリニック|京阪淀駅より徒歩3分

難聴

難聴とは

難聴

難聴とは、耳が聞こえないもしくは小さな音が聞き取りにくい状態のことだと誤解されがちですが、聞こえの状態にはいくつか種類があります。

例えば、「高い音が聞こえにくい」、「低い音が聞こえにくい」、「右耳(または左耳)が聞こえにくい」など、難聴の種類や程度は人それぞれです。

難聴の種類と原因

難聴を引き起こす要因となるのは、加齢や病気、音の環境、薬の副作用など様々です。
また、原因となる耳の部位によって、難聴は大きく分けて3つの種類に分けられます。

伝音性難聴

外耳や中耳の損傷や炎症によって、正常に機能しなくなることが原因となります。
音を大きくすることで聞こえやすくなりますので、補聴器の使用が効果的です。
また、機能障害が原因のため、治療や手術によって聴力を回復できる可能性もあります。

感音性難聴

内耳から中枢の神経系の障害によって起こります。
感音性難聴には、先天的なものと後天的なものがあります。

先天性難聴は、遺伝性もしくは胎児期における発達異常が原因です。
後天性難聴は、加齢・外傷・メニエール病・突発性難聴・騒音・髄膜炎・聴神経にできた腫瘍などが関係しています。

原因により治療法は変わってきますが、突発性難聴は、早期の薬物治療で改善が期待できます。騒音性難聴は日頃の予防が重要です。加齢性難聴は治療が困難ですが、補聴器の利用によって、認知症予防や生活の質を改善させることができます。

混合性難聴

伝音性難聴と感音性難聴の両方の症状が合わさった難聴です。
どちらの症状が重いかは、人それぞれで異なるため、症状に応じて治療を行います。

難聴の程度

難聴の程度を理解することは、適切な治療法を見つけるために不可欠です。

軽度難聴
聴力レベル:25dB以上-40dB未満
話し言葉は聞こえても、小声で会話をすることを苦手に感じたり、何度も聞き返したりすることが増える。
中等度難聴
聴力レベル:40dB以上-70dB未満
普通の会話が聞き取りにくい。標準的な音量の声は聞こえるが、話している内容を理解するのが困難。
高度難聴
聴力レベル:70dB以上-90dB未満
標準的な音量の言葉はほとんど聞こえず、大きな声でないと聞き取りにくい。
重度難聴
聴力レベル:90dB以上
聞こえる音は電車の通過音や工事現場の騒音、自動車のクラクションといった100dB以上の音に限られる。また、補聴器を使用しても聞き取りは困難である。

難聴の治療

難聴

難聴を引き起こす原因は多数あるため、状態に応じて最適な治療法を選択します。

具体的には、薬物療法・鼓膜切開・人工内耳・補聴器・心理療法などがあります。

いずれにしても「聞こえにくいな」と感じたら、できるだけ早く耳鼻咽喉科で診察、検査を受けることをおすすめいたします。

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