声と言葉のリハビリテーション|京都市伏見区の耳鼻咽喉科、淀ひまわりクリニック|京阪淀駅より徒歩3分

声と言葉の外来について

声とことばの外来について

「声とことばの外来(言語外来)」とは、「声」や「ことば」のお困りを治療する専門外来です。
当院には言語聴覚士が在籍しており、音声や発音(構音)などの訓練・指導を通じて、「声」や「ことば」のリハビリテーションをおこなっています。

「言語聴覚士」とは

声と言葉のリハビリテーション

聴覚・発声・発話・認知・発達・嚥下(飲み込み)などに障害がある幅広い年代の方を対象に、状況に応じた訓練・指導を行うことができる国家資格の専門職です。

お困りの主な症状としては、以下のようなものがあります。

原因となるのは主に声帯の疾患ですが、鼻腔・咽頭・口腔などに異常があっても声の異常、ことばの異常に影響しますので、あらゆる可能性を考慮にいれて診察していきます。

また、見た目は問題がなくとも、声帯や舌をうまく使えていないケースもあります。

「声」や「ことば」の問題は、一般の耳鼻咽喉科などでは理解されにくいことがありますが、その悩みは深く、様々な原因が隠れていることも少なくありません。

当院ならではの特徴

医師が声帯・鼻腔・咽頭・口腔に異常がないかどうかをしっかりと診察します。

腫瘍の有無、粘膜の振動の有無、声帯や舌が問題なく動いているか、など様々な状態を確認します。

その上で

治療が必要な状態だと判断した場合 言語外来で、言語聴覚士による訓練・指導を開始します。
腫瘍や声帯麻痺などが見つかり、 検査や手術が必要だと判断した場合 提携している適切な医療機関をご紹介します

聴力検査について

「声」や「ことば」の問題には、聴力が関係していることも多くあります。言語外来での訓練や指導の開始前に、純音聴力検査やティンパノグラムなどの年齢や症状に応じた適切な聴力検査を実施しています。

小児の機能性構音障害

機能性構音障害とは、発声発語器官(ことばを話すために必要な器官)に異常や障害がないにも関わらず、うまく発音(構音)ができない状態を指します。
4~5歳前後になっても、幼児期の癖が自然に治らない場合など、受診をご検討ください。

受診のタイミング 以下がひとつの目安となります。
4歳頃まで⇒「か」行
5歳半頃まで⇒「さ」行
がうまく言えない場合
対象 医師の診察により、耳の聞こえ自体に問題がなく、発達に遅れがみられないお子様
訓練内容 (一例)発音(構音)できない音が「す」の場合
  1. 「す」に近い音を出す練習
  2. 「す」の1文字の練習
  3. 「すぐ」、「すき」などの2文字の練習
  4. 3文字→文章→会話へ。段階的に進みます
※訓練の様子をご覧いただき、ご家庭でも、 保護者の方との練習が必要となります。
訓練期間 個人差がありますが、半年から1年で終了することが多いです。日常会話内でも汎化がしっかり進み、正しい発音(構音)ができることが目標です。

小児発達障害の構音訓練

発音(構音)訓練の開始時期は、実年齢ではなく、精神年齢が基準となります。
内容は上記の機能性構音障害の場合と同様ですが、お子様一人ひとりのペースに合わせてサポートを行います。

言語外来(治療・訓練)の流れ

完全予約制になりますので、まずはご予約をお願いいたします。

言語外来のご予約はコチラ
医師の診察 耳鼻咽喉科(耳・鼻・喉)の一般診察
発声発語器官の運動性・器質性の確認
質問・応答による発達の程度確認
必要に応じた聴力検査の実施
「言語相談」 現在の症状、発達履歴、どのような場面で、何に困りがあるのかなどの詳細をお伺いします。
「検査」
聴力検査
ティンパノグラム
喉頭ファイバー など
言語外来の訓練や指導の前に「聞こえ」や「発声方法」など、症状や困りに応じた適切な検査を実施いたします。
医師による診断と治療の方向性が示され、医師の指導の下、言語聴覚士が訓練・指導のプログラムを策定します。
「言語外来」初回
2回目以降
プログラムに沿い、効果を確認しながら、治療を進めていきます。

※なお、「言語相談」「言語外来初回」は1時間程度(診察時間や検査を含まず)
その後は訓練・指導内容によりますが1回あたり20分~40分を予定しております。
患者様の状態や効果に合わせて変更します。

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